×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「お前の、夢を見たよ」
ぽつりとそう言われて、山本はゆるりとその声の主を見た。
「お前の、夢」
眉を歪めて、少し諦めた様に笑う彼―獄寺が繰り返す。
どんな夢、と聞けずにただ立ち尽くす山本から視線を外すと、獄寺は遠くの空に視線を投げやった。
「あの頃は、楽しかったよな…」
過去に想いを馳せるその姿が居た堪れなくて、山本は骨ばった背中をゆるく抱き締めた。
『あの頃』とは違う、正面から力いっぱい抱き締めてやる事の出来ない自分が酷く切なかった。
蘇る幼い記憶を辿っても、何処にも行けやしないのに。
------------------------------------------------------------------
そんなこんなで今週忙し過ぎる…。何だコレ。妄想したいよー。笑。