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今日は夕方まで寝てたから時間の感覚がおかしい…。今日土曜日なんだよね。。何か一日損した気分。明日しか休みねーじゃんみたいな。原稿どうすんの自分。。。

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「お招き頂きまして有難うございます、ってね…」

そう言って唐突に姿を現したのは、細身の男だった。
人気のない室内。小さな火だけが灯されたそこは、他者を迎えるとは思えない程の素っ気無さだった。今にも床に就こうとしていた部屋の主は、突如現れた訪問者に隻眼を瞬かせると軽く溜息をつく。
「…お前なぁ」
「旦那も物好きだよねぇ」
遮る様に放たれた言葉は口調こそ軽く明るいものだったが、そこには言い様の無い仄暗さが見え隠れしている。彼は、影だった。昼間は目を見張る程に鮮やかな橙の髪も、まるで嘘の様に闇に溶けている。音もなく近づく至極薄い気配。本来なら自分の存在が危ぶまれる様なそれに、旦那―政宗は呆れた様に口角を上げた。
「物好きなのは、お前だろ」
「あら。俺様は結構美食家よ?」
部屋の奥、寝着を纏い床に座る政宗に近づいても、その足元は何の音もしなかった。もし、これが政宗でなかったら、もしかしたら男が近づいている事すら気付かないかもしれない。
「Ha!後ろからバッサリやって散らかすお前がグルメな訳ねぇだろ」
「バッサリやって散らかすのは旦那も一緒じゃない」
男の骨張った手が政宗の尖った顎を捉えた。愉快そうに細めたその隻眼に男は小さく舌を打つと、弧を描く口唇に噛み付く。これから繰り広げられるであろう意味のない宴の気配に、男は政宗の耳元で囁いた。

「本当、いつかその首を俺が討ち取ってやりたいよ」
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またお前…!笑。筆頭の首は幸村が討ち取るものだと思っているし、それがいいと思ってるので多分どんなチャンスがあっても佐助は筆頭を討ち取らない。筆頭は佐助にとって、幸村と別の意味で手出し出来ない範囲の人間だと思うんです。(恋愛感情云々関係なく幸村→←筆頭だからね…私は)幸村を思うんだったら筆頭は邪魔以外の何者でもないんだけど、幸村から筆頭と取ってしまうと駄目な事だと思っている。で、佐助に対する筆頭の態度は良くも悪くもビジネスライクな感じだから(本心はどう思ってるかわからんけどね)佐助にとっては居心地が良かったりする。それと自分の敬愛する主(幸村)を出し抜くと言う背徳感と罪悪感、それと優越感で佐助は筆頭と会うのをやめられないとかだと萌えだなー。筆頭はそんな佐助をわかってるけど、別に自分に被害が及ぶ訳じゃないし、まぁいいかくらいのアレで。もしも筆頭の見られたくない部分に佐助が踏み込んできた時にはきっと青い稲妻が迸ると思いますけど。佐助もそういう事はしないしな。ある程度わかってて勝手にさせてる筆頭を佐助もわかってるから、ニコニコしながら暴言吐いちゃう。で、この事は幸村は知らない感じ。世の中には知らなくてもいい事が沢山あるんだよ旦那、みたいなww

ごめんね…BASARAブームで…お持たせリボテキストも頑張りますよ…。って言うかグルメってフランス語だったの始めて知った。筆頭はフランス語話せるのかな…(だから敢えてカタカナ表記にしてみた)
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上手い事スイッチが切り替わらないヨー大変ダヨー。若干焦りが見え始めていますが何か。変わらず頭は痛いし呪い続行中だけれども頑張るわよーう。やる気だすわよーう。

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少しだけ面食らった様な顔をして、その部屋の主―正式に言えば部屋だけではないが―は自分を見た。これは珍しいものを見たものだと、僅かながらに得をした気分になる。彼は様々に表情を変える様に見えがちだが、実は意外と表情に種類はないのだ。いつも同じ様な不敵で尊大な顔で、笑う。心を許したもの以外には決して見せる事の無い人間味溢れる表情を、自分は見た事がない。
「(お互い様ですけど)」
それは人の良い笑顔を貼り付けた自分と同じで、だからこそ彼の内側にあるものが大凡予想出来たりするのかもしれないと思った。

「What?もう一回言ってくれ。聞き間違ったかもしれねぇ」
「いーや。間違っちゃいないさ。俺は『お慕いしております』って言ったからね」
そう言うと彼は隻眼をちらりと室内に彷徨わせる。何かを考えている時の彼の癖だった。
「それでももう一回言うかい?」
「いや、もう結構だ」
彼が手に持った煙管を銜え、ぷかりと煙を吐き出す。それが空気に消えて行くのをぼんやり眺めていると、彼の気配が笑いを含んだものに変わるのを感じた。
「おかしいかな?」
「お前が言うとJokeにしか聞こえねぇな」
「だよね。俺そう言う事言わないもん」
目を細めて笑う彼と、呆れた様に溜息をつく自分。天気のいい昼下がりの心地良い時間。まるで言葉遊びの様なそのやり取りは、酷く穏やかだった。自分達を取り巻く全てのものを忘れてしまいたいと思える程に。だが、忘れてしまう訳にはいかなかった。此処に訪れた事も、こうして彼と話している訳も全て自分には『仕事』であるからだ。そうでなければ、此処へは来る事がないし、来ないだろう。第一理由もなく訪れたりしたら、命を落としかねない。此処はそういう場所なのだ。
「大体何で俺がこんな事言わなきゃいけない訳?」
「Ha!全くだ。そういうのはてめぇで言えって言っとけ」
「だよね~普通自分で言うよねぇ」
自分が仕える主からの、無茶な『仕事』。それはいつもの事で慣れたものではあったけれど、それにしてもこの『仕事』の内容には文句の一つも言いたかった。自分の代わりに、気持ちを伝えてきてくれ、などと。
「(やっぱりちょっと文句言ってくれば良かった)」
気持ちは伝えた―相手に言って聞かせただけだが―から、自分の仕事は終わった。犬みたいな目で帰りを待っているであろう主を思って、立ち去ろうと踵を返したその時、背後で煙管がカン、と鳴る。
「…だが、悪くねぇ…猿飛、One more」
まるで誘う様に見上げてくるその目に思わず口角が上がる。それに恐らく目の前の彼は気付いただろう。いつもの仮面の笑顔を外して、猿飛佐助はとろりと笑った。

「政宗殿をお慕いしております。攫って逃げてしまいたい程に」

その口から出たのは伝言か、それとも。

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…新しくカテゴリーを一つ作りました。笑。やっぱり見切り発車は良くないな…ww(つーか本拠地とか調べる事多過ぎるんだけどBSR…)

げんこうもがんばる…
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