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カテゴリを新しく開設しました。需要なんか無いってわかってる。作品が何かわかった方はどうぞ楽しんで頂けると幸い。…そしてついでに構ってくれると嬉しいww何かわからない方はそっとしておいてください。多分、気の迷いなんで。迷いと言う割には滾り過ぎているって言う話だけどねw
皆川プレイ状況:コーヒーの秘宝からスタートしているので、サルベージ、ブルーダイヤは未プレイ。ワイズマンはフルコンプ済。
極力、固有名詞は避けて書いています。問題なさげなものは使っていますが。皆川公式設定てんこもり注意。(サルベージ、ブルーダイヤで起きた出来事は聞きかじり程度の知識しかありません)主要メンバーはほぼ出てきません。ブルーダイヤ後の敵対組織の水と火の話ですw腐れ思考なのは言うまでもありませんけどwww
皆川プレイ状況:コーヒーの秘宝からスタートしているので、サルベージ、ブルーダイヤは未プレイ。ワイズマンはフルコンプ済。
極力、固有名詞は避けて書いています。問題なさげなものは使っていますが。皆川公式設定てんこもり注意。(サルベージ、ブルーダイヤで起きた出来事は聞きかじり程度の知識しかありません)主要メンバーはほぼ出てきません。ブルーダイヤ後の敵対組織の水と火の話ですw腐れ思考なのは言うまでもありませんけどwww
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「重い」
そう言って、燃える様な赤い髪を短く刈り揃えた男は小脇に抱えた身体を床へ放り投げた。『それ』はまるで糸の切れた人形の様に転がり、傷だらけの手を投げ出したまま動かない。身に纏った黒尽くめの中で目を引く青いVネックのシャツも薄汚れていて、元々白かった顔は更に白く、頬は赤く腫れていた。嫌味な程に風に翻るロングコートが、床に広がって軽く埃を立てる。
「……っ」
何かを呟く切れた口唇を確認しつつも、聞き返す様なことはしない。どうせろくな言葉ではない事を赤髪の男は知っているからだ。やけに細長く場所を占めた『それ』を避けながら、傍らのソファに座ると一つ息をつき、そして気付く。ソファに寝かせてやった方が親切だったかもしれない、と。程度はどうであれ―それは赤髪の男には何ら関わりの無い事だが―怪我人である事は事実だったからだ。ブロンドともシルバーともつかない長い前髪が、床に頬擦りしたままの顔にかかっているのを横目で見やる。
「酷ぇ顔だな」
「…うるさい」
聞こえた小さな言葉にソファへ運ぶのはやめにしようと思い、テーブルの上から煙草を手に取る。手足はガタガタ、顔は傷だらけで立つ事すらままならない身体を、此処へと運んできただけでも感謝するべきだと赤髪の男は思った。その絶体絶命の身体をヘリへと運んだ際に一発殴り飛ばした事は、これでチャラにするべきだ、とも。何せ床に無様に転がるこの男が、あのままあの場所で死ぬ運命ならそれでも構わないと思っていたからだ。実際、それを目にしても仕方ないとも思っただろう。しかし、あの暗闇で見た男のブルーの瞳に、とてつもない焦りと怒りを瞬時に感じた。今までで見たことのない瞳。そしてそのふらつく足が一歩踏み出したのを、見た。―見てしまったのだ。
「…お前さぁ…」
煙草に火をつけ、深く吸い込んで―紫煙と共に吐き出す予定の言葉は、そのまま喉へと詰まった。眉をピクリと動かして、目を細める。苦しく感じたのは煙草のせいか、それとも出せなかった言葉のせいなのか、それの答えを出さずにただ押し黙る。
しん、と静まり返った室内に、不自然な程にゆっくりと吐き出された紫煙。漂い、尾を引いて消え行くそれを、思わず目で追うしか出来なかった。
「…おい」
気を取り直して呼びかけても返事はない。傍らを見ると、ゆるく開かれていた筈の男の目が閉ざされていた。気を失ったのか、それとも眠ってしまったのか。どちらにしろ、当分目を覚ます事はないのだろう。妙にあどけなく見えるその顔を見て、テーブルの灰皿に煙草を押し付ける。
「馬鹿野郎が」
舌打ちを一つ。赤髪の男は気遣いなど一切無い力加減で腕を掴み、床に転がる身体を引き上げた。だらりと弛緩した身体を乱暴にソファへと沈めて、顔にかかる髪をかき上げてやる。あらわになった額についた血を指の腹で軽く拭うと、ぼんやりとその顔を見た。
―似ている。似過ぎていると言っても良かった。この男と対峙していたあの、眼鏡の男に。並べば血縁を信じる程に似ているのだ。だからこそ、その足の踏み出した先を疑ってしまう。あの状態で、あの状況で、進む道など無いのに踏み出された一歩。自分達には、先など無い筈なのに。
「…何処に行こうとしたんだ…”マーキュリー”」
はだけたブルーのVネックシャツの襟から覗く”マーキュリー”のタトゥー。それをなぞる赤髪の男の指は、今までの何よりも優しかった。ダブルネームと言われる男のコードネーム”マーズ”と言う名には、似つかわしくない程に。
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何かもう履き違えているって言うかよくもまぁこんな妄想出来るもんだよね!全くオタクって凄ぇよ!笑。つかマジであっちの組織に萌えるんですけど。何でもっと早くやってなかったんだろって思った。サルベージからやりたかったなー。あははははあはー…
「重い」
そう言って、燃える様な赤い髪を短く刈り揃えた男は小脇に抱えた身体を床へ放り投げた。『それ』はまるで糸の切れた人形の様に転がり、傷だらけの手を投げ出したまま動かない。身に纏った黒尽くめの中で目を引く青いVネックのシャツも薄汚れていて、元々白かった顔は更に白く、頬は赤く腫れていた。嫌味な程に風に翻るロングコートが、床に広がって軽く埃を立てる。
「……っ」
何かを呟く切れた口唇を確認しつつも、聞き返す様なことはしない。どうせろくな言葉ではない事を赤髪の男は知っているからだ。やけに細長く場所を占めた『それ』を避けながら、傍らのソファに座ると一つ息をつき、そして気付く。ソファに寝かせてやった方が親切だったかもしれない、と。程度はどうであれ―それは赤髪の男には何ら関わりの無い事だが―怪我人である事は事実だったからだ。ブロンドともシルバーともつかない長い前髪が、床に頬擦りしたままの顔にかかっているのを横目で見やる。
「酷ぇ顔だな」
「…うるさい」
聞こえた小さな言葉にソファへ運ぶのはやめにしようと思い、テーブルの上から煙草を手に取る。手足はガタガタ、顔は傷だらけで立つ事すらままならない身体を、此処へと運んできただけでも感謝するべきだと赤髪の男は思った。その絶体絶命の身体をヘリへと運んだ際に一発殴り飛ばした事は、これでチャラにするべきだ、とも。何せ床に無様に転がるこの男が、あのままあの場所で死ぬ運命ならそれでも構わないと思っていたからだ。実際、それを目にしても仕方ないとも思っただろう。しかし、あの暗闇で見た男のブルーの瞳に、とてつもない焦りと怒りを瞬時に感じた。今までで見たことのない瞳。そしてそのふらつく足が一歩踏み出したのを、見た。―見てしまったのだ。
「…お前さぁ…」
煙草に火をつけ、深く吸い込んで―紫煙と共に吐き出す予定の言葉は、そのまま喉へと詰まった。眉をピクリと動かして、目を細める。苦しく感じたのは煙草のせいか、それとも出せなかった言葉のせいなのか、それの答えを出さずにただ押し黙る。
しん、と静まり返った室内に、不自然な程にゆっくりと吐き出された紫煙。漂い、尾を引いて消え行くそれを、思わず目で追うしか出来なかった。
「…おい」
気を取り直して呼びかけても返事はない。傍らを見ると、ゆるく開かれていた筈の男の目が閉ざされていた。気を失ったのか、それとも眠ってしまったのか。どちらにしろ、当分目を覚ます事はないのだろう。妙にあどけなく見えるその顔を見て、テーブルの灰皿に煙草を押し付ける。
「馬鹿野郎が」
舌打ちを一つ。赤髪の男は気遣いなど一切無い力加減で腕を掴み、床に転がる身体を引き上げた。だらりと弛緩した身体を乱暴にソファへと沈めて、顔にかかる髪をかき上げてやる。あらわになった額についた血を指の腹で軽く拭うと、ぼんやりとその顔を見た。
―似ている。似過ぎていると言っても良かった。この男と対峙していたあの、眼鏡の男に。並べば血縁を信じる程に似ているのだ。だからこそ、その足の踏み出した先を疑ってしまう。あの状態で、あの状況で、進む道など無いのに踏み出された一歩。自分達には、先など無い筈なのに。
「…何処に行こうとしたんだ…”マーキュリー”」
はだけたブルーのVネックシャツの襟から覗く”マーキュリー”のタトゥー。それをなぞる赤髪の男の指は、今までの何よりも優しかった。ダブルネームと言われる男のコードネーム”マーズ”と言う名には、似つかわしくない程に。
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何かもう履き違えているって言うかよくもまぁこんな妄想出来るもんだよね!全くオタクって凄ぇよ!笑。つかマジであっちの組織に萌えるんですけど。何でもっと早くやってなかったんだろって思った。サルベージからやりたかったなー。あははははあはー…
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